Webライター

初心者Webライターがやりがちな間違った文章の書き方6選

悩む人

こんにちは、ふたきです。

日々Twitterを見ていると、沢山の方がライターデビューされていますね!

頑張る仲間が増えるのは、とても嬉しいです。

私自身も、この度あるメディア様と関わるご縁をいただき、テストライティングを受けている今日この頃。

今まで本や講座で勉強してきた、すべてを吐き出すつもりで書き上げました。

ところが、ご担当者様から返ってきたフィードバックに打ちのめされる結果に…。

(※ご担当者様は良い方で、あくまで文章についてのご指摘を沢山いただきました)

自分の中で出来ていると思っていたことが、実際は全然できてなかったんですよね。

がく然としたのですが、同じような経験をされた方も、きっと少なくないんじゃないかなと。

そこで今回は、私が実際に犯した間違いをもとに、勉強していても無意識のうちにやってしまいがちな間違いを6つ書いていこうと思います。

Webライターになり、これからどんどん仕事を獲得していこう!という方々は、ぜひ最後までお読みください。

先輩ライターの皆さんは、お茶とおせんべいをご用意いただき、笑いながらお読みください。

初心者Webライターがやりがちな間違い6選

書いている人

それでは本題に入ります。

今回扱う、やりがちな間違いは次の6つです。

  1. 指示語が多い
  2. こと・ものに頼りすぎ
  3. PREP法が出来ていない
  4. 同じ語尾が3回以上連続している
  5. 内容と直接関係ない文章を入れる
  6. 難しい言葉・表現を使う

「なんだ、全部知ってるよ」と思われるかもしれません。

私もそう思ってました。

ただ、知っているつもりでも、実際必死になって記事を書いていると、無意識のうちにやらかしてしまうのです。

では、一つずつ説明していきます。

1・指示語が多い

指示語は、前の文章で書かれた言葉を指し示す時に使われます。

「こそあど言葉」とも言われますね。

具体的には、下記のような言葉です。

  • 「この」「これ」「こんな」
  • 「その」「それ」「そんな」
  • 「あの」「あれ」「あんな」
  • 「どの」「どれ」「どんな」

「21時から新しいドラマが始まる予定だったが、野球中継が延長した。結局それが始まったのは、21時30分からだった」

上の例文の「それ」が、指示語に当たります。

少し考えれば「それ」が「新しいドラマ」を指しているとわかります。

しかし、指示語を明確に書けば、少し考える負担もなくせますよね。

「21時から新しいドラマが始まる予定だったが、野球中継が延長した。結局ドラマが始まったのは、21時30分からだった」

この方が、最初よりすんなり頭に入ってくると思います。

私はテスト記事において、指示語を多用しまくっていました。

指示語は、使えば使うほど文章がどんどんぼやけてきます。

そして読者も、指示語が何を指し示しているのかを無意識に考え、疲れてしまいます。

「ごめん。今日はうちのコレ(嫁)がアレ(お怒り)だから、まっすぐ帰るわ…」

仲間内で会話をする時には、ぼやかして言うのも有りだと思いますが、記事を書く際には極力控えましょう。

「指示語をなるべく使わずに言葉を説明するには…」と考える気持ちがあるだけで、文章力は少しずつ向上していきます。

2・こと・ものに頼りすぎ

「こと」「もの」という言葉は、とても便利で使い勝手が良いですよね。

でも使い過ぎてしまうと、指示語同様、文章がわかりづらくなります。

例えば下の2つの文章。

「野菜を弱火でコトコト煮込むことが、美味しいポトフ作りには不可欠なことです」

「野菜を弱火でコトコト煮込む行程は、美味しいポトフ作りには不可欠です」

上の文章よりも下の文章の方が、スッと頭の中に入ってきますよね。

同じように、

「この台は、文章を書くのにとても便利なものです」という文章も

「この台は、文章を書くのにとても便利な道具です」と言い換えられます。

「台=もの」よりも「台=道具」の方が、より多くの読み手にとって一発でしっくり来ると思います。

「こと」や「もの」を別の単語や文章に言い換えられないか、常に考えましょう。

3・PREP法が出来ていない

PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(まとめ)の順番で文章を書く方法です。

Webライティングの勉強をしていれば、知らない人はいないですよね。

しかし実際に文章を書いてみると、様々なことに気を取られて、後で見返したら全然出来てなかったということはないでしょうか。

そもそも私は、一つの記事全体を通して、PREP法の書き方が出来ていれば良いのだと勘違いしていました。

それも間違いではないのですが、いただいたフィードバックからは、次のような気づきを得ました。

それは「PREP法は各見出しごとにも使う」ということ。

つまり、全体的に話の流れとしてPREP法での文章作成を意識しつつ、さらに各見出し内においても同様の意識を持つということ。

正直私は、ここまでの意識は持っていませんでした。

ご担当者様は、「あらかじめ各見出しの下に『結論・理由・具体例・まとめ』と書いておけば、あとはそれに沿って書けば良いのでおすすめですよ」とアドバイスをくださいました。

いただいたアドバイスを、早速このブログ記事にも活かしているのですが、お気づきになりましたでしょうか笑

文章も言葉選びもまだまだ未熟ですが、いただいたアドバイスを即座に実践し、なるべく早く体得していきたいと思います。

4・同じ語尾が3回以上連続している

同じ語尾が3回以上連続するのもNGです。

理由は、読者から「稚拙」「くどい」「単調」という印象を持たれるからです。

読者の離脱を防ぐためには、語尾に変化をつけた方が良いです。

例えば、上の3行の文章。

わざと、すべて語尾が「~です」で終わるように書いてみました。

何だか単調な印象を持ちませんでしたか?

語尾を変えて書き直してみましょう。

同じ語尾が3回以上連続するのもNG。

理由は、読者から「稚拙」「くどい」「単調」という印象を持たれるからです。

読者の離脱を防ぐためには、語尾に変化をつけた方が良いでしょう。

どうでしょうか。先ほどよりは良くなったと思います。

どうしても連続してしまう場合もありますが、なるべく語尾にバリエーションをつけるか、文章自体の言い回しを変える意識を持ちましょう。

5・内容と直接関係のない文章を入れる

初心者は、記事のテーマと直接関係のない文章を入れがちです。

理由のほとんどは、自信の無さの表れ。

会話でも、自信がない人ほど色々と余計なことを喋ったりしますよね。

(自分で書いていて耳が痛い…)

例えば文章の途中に、「※ちなみに〇〇は、~~を意味します」と書いたとします。

もしかしたら読者のためを思い、補足しようとして入れた文章かもしれません。

しかし読者の中には、特に補足を必要としていない人たちもいます。

親切心で書いた文章が原因で、他の人が離脱してしまう可能性があるのです。

自分のブログならまだしも、クライアントから依頼された記事において、読者の離脱を招く文章は避けなければなりません。

上記のような補足が、記事を読み進める上で必要な内容であれば良いのですが、そうでない場合は不要です。

文章は可能な限り削って、簡潔で読みやすく書く意識を持ちましょう。

6・難しい言葉・表現を使う

難しい言葉や表現も、無意識のうちに使ってしまいがちです。

私は、テスト記事で「乖離(かいり)」という言葉を使っていました。

友人との会話の中で比較的出てくる言葉だったので、自分としては一般的だと思っていました。

しかし自分が使い慣れている言葉が、読者にとっても同じだとは限りません。

もしかしたら中学生が記事を読んでいるかもしれませんよね。

そう考えると、記事で使うのは、なるべく誰もがわかる言葉にした方が無難です。

「乖離がある」も、「~の差がある」と言い換えた方が優しい文章になります。

誰に対しても負担にならない、優しい言葉や表現を心がけましょう。

勉強していても間違ってしまう理由2点

クエスチョンマーク

本や動画・講座などで勉強したはずなのに、なぜ間違った文章を書いてしまうのでしょうか。

あくまで持論ですが、挙げるとしたら次の2点です。

  • これまでの書きグセがもろに出る
  • 何がどうダメなのかが根本的にわかっていない

一つずつ説明します。

1・これまでの書きグセがもろに出る

大げさかもしれませんが、文章力は今までの人生の積み重ねの結果だと思います。

読書感想文やゼミのレポート、仕事上の書類・日報、読んできた小説の影響など。

記事のような文章経験がない人が、突然Webライターの勉強をしたからといって、いきなり上手な文章が書けるようにはなりません。

文章を上手く書けるようになるには、とにかく毎日文章を書くこと。

勉強したことを即座に実践することが大切だと思います。

2・何がどうダメなのかが根本的にわかっていない

もう一つは、自分の文章の何がどうダメなのかがわかっていないこと。

これは、仕方ない部分もあると思います。

日常でおいて、自分が書いた文章を誰かに批評される機会なんて、まず無いですし。

文章力を飛躍的に向上させるには、メディアの担当者や先輩ライターに文章を読んでもらい、フィードバックをいただくのが最大の解決法ではないかと思います。

私も実際にフィードバックをいただけたからこそ、ダメさに気づけました。

ただ、同時に、フィードバックする側も大変なんだろうなと感じました。

相手の性格を見て、言葉を選びながら時間をかけて教育するわけですから。

ライター側は、相手の貴重な時間をいただくことにもなります。

フィードバックをいただけたことに感謝しつつ、早めに実力をつけて恩返ししましょう!

まとめ

子ねこ

この記事では、初心者Webライターがやりがちな文章の書き方について書きました。

  1. 指示語が多い
  2. 冗長表現が多い
  3. PREP法が出来ていない
  4. 同じ語尾が3回以上連続している
  5. 内容と直接関係のない文章を入れる
  6. 難しい言葉・表現を使う

そして、上記のような間違いをする理由も2点書きました。

  1. これまでの書きグセがもろに出る
  2. 何がどうダメなのかが根本的にわかっていない

今回フィードバックを受けて、「知っている」「出来る」の隔たりの大きさを痛感しました。

ブログ記事は、考えすぎて書けなくなってしまう方が恐ろしいので、ひとまず70点を目指して書いています。

ただ、メディア記事を書く際には、なるべく一度受けた注意は繰り返さないように意識していきたいと思います。

デビュー間もない初心者ライターの皆さん、ぜひ一緒に頑張って文章力向上を目指しましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。